
中国地方の中心地である広島市は、土地活用に適した街です。
広島市は商業都市や工業都市という側面だけではなく、世界的な観光地としても有名であり、世界中から人が集まる街となっています。
広島市は独立した経済圏域となっており、職住近接を実現できる住みやすい街です。
広島市では、具体的にどのような土地活用がおすすめなのでしょうか。
この記事では、「広島市の土地活用」について解説します。
目次
広島市の特徴
広島市は1980年に政令指定都市に移行した都市です。
人口は2023年9月末時点で1,180,003人となっています。
広島市は中国地方の中心都市であり、政令指定都市かつ県庁所在地でもあります。
広島市内には、広島県庁や広島県警本部といった県の施設、裁判所や広島大学といった国の施設も集積しています。
広島市は周囲が山に囲まれていることから、街がコンパクトに完結している点も特徴です。
働く場所も住む場所もすべて広島市内に存在しており、昔から職住近接が実現されたコンパクトシティとなっています。

広島市
広島市の土地活用の可能性

広島市の土地活用を行うのであれば、事業系よりも住居系を中心に検討することが望ましいです。
近年は、広島市内においてもオフィスビルや商業施設の跡地がタワーマンションに代わる事例が散見されています。
全国的にもオフィス需要よりも住宅需要の方が強まっている状況で、賃貸住宅の需要は底堅いものと考えられます。
商業繁華性の高い好立地の場合は別として、将来性を踏まえると住居系の土地活用を選択した方が安全でしょう。
広島市でおすすめの土地活用法 5選!
広島市でおすすめの土地活用について解説します。
【1】広島駅南西側ならワンルーム賃貸マンション経営
広島駅は広島県の商業の中心地にあり、周辺には大小の商業施設や企業が多く集まっています。
広島駅は北東側がすぐ近くまで山が迫っていることから、繁華性は南西側の方が高いです。
広島駅南西側には、多くの働く場所があるため、社会人の単身者をターゲットとしたワンルーム賃貸マンション経営がおすすめとなります。社会人の単身者を対象とした場合、建物の仕様は社会人の単身者のニーズに合わせたものとすることが望ましいです。
近年の社会人の単身者は、ネット通販をよく利用します。日中は不在となることが通常であるため、宅配ボックスの設置は必須です。
また、深夜の帰宅や早朝の出勤もあることから、24時間利用可能なゴミ置場もニーズが高くなっています。
その他として、浴室乾燥機やエントランスのオートロック、カラーモニター付きインターフォンもニーズの高い設備です。
社会人の単身者は、家賃の支払い能力が高いため、ニーズに合った仕様にすれば高めの賃料を設定できます。

【2】広島駅周辺部なら単身者向け広めの1LDK
広島市内には働く場所が広域的に存在しており、広島駅だけでなく駅周辺部でも賃貸ニーズはあります。
周辺部でアパートを建てるなら、ファミリータイプではなく1LDKがおすすめです。
広めの1LDKとすると、社会人の単身者のニーズを捉えることができます。
単身者はわざわざローンを組んでワンルームマンションを購入する人は少ないことから、賃貸需要は高くなります。
そのため、単身者世帯の賃貸需要は総じて強いです。
ただし、周辺部の場合、単身者は「部屋の広さ」や「家賃の安さ」を求める傾向があります。
1Kのような狭い間取りにしてしまうと、ニーズに合致せず、空室も発生しやすくなる可能性が考えられます。
そこで、間取りに関しては広めの1LDKとし、単身者がゆったりと住める物件が望ましいと言えます。
【3】中心市街地に広い土地をお持ちならビジネスホテル
広島市へは、外国人観光客や修学旅行等の観光客も多く訪れるため、中心市街地に広めの土地をお持ちなら、ビジネスホテルもおすすめです。外国人観光客は、新型コロナウイルスが流行したときは大きく減少しましたが、2023年に入って以降は大幅に回復しつつあります。円安傾向があることからインバウンド需要はしばらく期待できます。ビジネスホテルは、一般的には200室以上確保できるような土地の広さがあることがひとつの目安です。
土地活用としてはホテル事業者に一棟貸しを行う活用方法であり、収入も安定しており、貸主としての手間もほとんどかからないという点が特徴となります。
【4】幹線道路沿いならロードサイド型貸店舗経営
幹線道路沿いに広い土地を持っていれば、ロードサイド型貸店舗経営も適しています。
広島市内は車を持っている人も多く、車社会となっています。
車で買い物をする人も多く、駐車場を確保できる広い土地であればロードサイド型貸店舗への出店ニーズは高いです。
ロードサイド型貸店舗には、コンビニの他、ドラッグストアやファミリーレストラン、ホームセンター、家電量販店等のテナント需要が見込めます。

【5】サービス付き高齢者向け住宅
広島市に限らず、全国の政令指定都市では人口の絶対数が多いことから、今後は高齢者が一気に増えることが懸念されています。
将来性を踏まえると、高齢者をターゲットとしたサービス付き高齢者向け住宅は、有望な土地活用のひとつです。
サービス付き高齢者向け住宅とは、安否確認と生活相談の福祉サービスを提供する住宅を指します。
土地活用の形態としては、介護事業者に対して建物を一棟貸しする形となります。
自らが貸主となって高齢者に直接賃貸するわけではないため、家賃の不払いや孤独死の懸念といったリスクはありません。
介護事業者から毎月固定の賃料を得ることができ、安定した家賃収入が期待できます。また、サービス付き高齢者向け住宅には、建築費の補助金や固定資産税の減免という建物所有者に対する優遇措置がある点もメリットです。

広島市で土地活用をお考えの方は、
東建コーポレーションまでご相談ください
以上、広島市の土地活用について解説してきました。
中国地方の中心都市である広島市は、職場も充実しており、人口も多いため、土地活用に適した街となっています。
広島市で土地活用をするなら、住居系の土地活用を中心に検討していくと手堅いです。
広島市でおすすめの土地活用には「広島駅南西側ならワンルームマンション」や「中心市街地ならビジネスホテル」等がありました。
広島市で土地活用を検討する際の参考にしていただけると幸いです。