
九州地方の中心都市である福岡市は、土地活用に適した街です。
福岡市は九州全域から人を集めており、人口も増加傾向にあります。
九州の中で福岡一極集中が生じており、福岡市は力強く発展している都市となっています。
人口が増えている福岡市では、どのような土地活用がおすすめなのでしょうか。
この記事では「福岡市の土地活用」について解説します。
目次
福岡市の特徴
福岡市は1972年に政令指定都市に移行しました。
人口は、2023年10月1日時点で1,642,571人となっています。
福岡市は単なる政令指定都市かつ県庁所在地という要素だけではなく、九州経済圏の中心都市で、九州全土から人が集まっており、人口も増加しています。
また、福岡市の特徴としては、若い女性が多いという点があります。
近年、国内では若い女性が上京してしまい、地方の若い女性が減っていることが問題視されています。
地方では、出産適齢期の女性が減ることで少子化が加速する原因にもなっているという指摘もあります。
ところが福岡市では、全国的な傾向に反し20~30代では、男性よりも女性の方が多いです。
福岡市は若い女性に支持されるおしゃれな街であり、女性が働きやすい職場が多いことが理由とされています。
さらに、近年、福岡市は街づくりでも注目されている都市です。
福岡市では「天神ビックバン」や「博多コネクティッド」と呼ばれる特徴的な再開発を行っており、大きな成果を上げています。
天神ビックバンと博多コネクティッドは、いずれも狭い範囲に期限付きで容積率を割り増しする特典を与えた福岡市独自の政策です。
容積率とは、敷地面積に対する建物の延床面積の割合を指します。
期限付きというのがポイントであり、期間が限定されたことで天神と博多で古いビルの建て替えが一気に加速して行われました。
天神や博多の中心部が生まれ変わったことで地価が上昇し、周辺の地価も広域的に上昇するという効果が生じています。
福岡市は新型コロナウイルスが流行した時期ですら地価が上昇したという驚異的な記録を持っており、街づくりのお手本とされています。

福岡市
福岡市の土地活用の可能性

福岡市は商業発展性の高い都市ですが、オフィスのような事業系の土地活用よりも賃貸マンションのような住居系の土地活用の方が望ましいと言えます。理由としては、オフィスは全国的に需要が弱まっている傾向があるからです。
就労人口は減っており、企業が広い面積を借りるニーズは減ってきています。また、最近ではリモートワークが普及したことから、全体的にオフィス需要は弱含みです。
東京ですらオフィスの空室率は高くなっています。
将来性を踏まえれば、福岡でも土地活用は住居系を選択した方が堅実的と言えます。
福岡市でおすすめの土地活用法 5選!
福岡市でおすすめの土地活用について解説します。
【1】ビジネス街の周辺ならワンルーム賃貸マンション経営
福岡市は九州経済圏の中心都市であり、働く場所も多くあります。
東京から離れていることもあり、福岡市に九州の拠点を配置している企業も多いです。
福岡市には、若い世代の単身者だけでなく、単身赴任で福岡に来ている単身者も多くいます。
博多駅や天神駅は高度なビジネス街となっており、これらのビジネス街の周辺にある土地であれば、単身の社会人向けのワンルーム賃貸マンション経営がおすすめです。
社会人は家賃の負担能力が高いため、家賃も高めに設定することができます。
ワンルーム賃貸マンションは、社会人のニーズに合わせた仕様にすることで、自然と社会人を引き込めるようになります。
社会人はセキュリティーを重視する人が多いです。エントランスのオートロックや、カラーモニター付きインターフォン、防犯カメラ等を設置することでニーズに訴求することができます。
また、単身の社会人は利便性にも注目しています。
高速インターネットや宅配ボックス、24時間利用可能ゴミ置場、浴室乾燥機等の設備に対しても関心が高いです。
設計の段階から、社会人のニーズに合わせた仕様を丁寧に取り入れていくことで、社会人向けのワンルーム賃貸マンションとすることができます。
【2】中心市街地ならビジネスホテル
中心市街地ならビジネスホテルがおすすめです。
福岡市にはビジネスホテルに対して、純粋なビジネスマンによる出張ニーズと、外国人観光客によるインバウンドニーズの2種類が存在します。
福岡市には東京に本社を置く企業の九州支店も多いことから、出張者が頻繁に訪れています。
また、インバウンドに関しては韓国が近いことから韓国人の観光客も多くなっています。
福岡市は出張需要もインバウンド需要も極めて強いことから、中心市街地に200室以上を確保できる広めの土地がある場合には、ビジネスホテルがおすすめです。
【3】周辺部なら単身者向け広めの1LDK
中心部から離れた周辺部では、単身者向け広めの1LDKがおすすめです。周辺部に賃貸物件を探す人は、「家賃の安さ」や「部屋の広さ」を求める傾向があります。
広めの1LDKは、広さを求める単身者にニーズの高い間取りです。
また、広めの1LDKなら単身者のみならず、DINKS(子供がいない共働きの夫婦世帯)のニーズも捉えることができます。
【4】ファミリータイプの賃貸住宅なら共働き向けIoT賃貸住宅
近年は共働き世帯が増加傾向にありますので、ファミリータイプなら共働き向けIoT賃貸住宅がおすすめです。IoT賃貸住宅とは、インターネット回線を通じて住宅設備をスマホで遠隔操作でき、家事の負担を軽くすることができる賃貸住宅のことです。
IoTは「Internet of Things」の略であり、「インターネット回線を通じてモノ(Things)を繋ぐ」という意味があります。
スマホで遠隔操作できる住宅設備としては、例えばエアコンや宅配管理、給湯、玄関の電気錠、照明、インターフォン、ネットワークカメラ等が挙げられます。
IoT住宅は、マイホームの戸建てでは既に普及し始めている状況ですが、賃貸住宅ではまだ少ないため、十分な差別化が期待できます。
【5】駅周辺やスーパーの近くなら医療モール
医療モールとは、借主を診療所や調剤薬局、歯科医院等の医療系のテナント(借主)に特化した施設のことです。
中心市街地だけでなく、周辺部の住宅地にもニーズがある土地活用となっています。
駅周辺やスーパーの近くといった人が多く集まる場所に適した土地活用です。
福岡市で土地活用をお考えの方は、
東建コーポレーションまでご相談ください
以上、福岡市の土地活用について解説してきました。
九州経済圏の中心都市である福岡市は、土地活用に適した街です。
福岡市の土地活用は、将来性を踏まえると事業系よりも住居系の方が望ましいと言えます。
福岡市でおすすめの土地活用には「ビジネス街の周辺ならワンルームマンション」や「中心市街地ならビジネスホテル」等がありました。
福岡市で土地活用を行う際の参考にしていただければと思います。